体験談⑥　仕事先で出会ったノンケのRさん　前半★レズビアンの私とノンケさんとのエピソード★

仕事先で出会ったノンケのRさん　前半

出会い

Cちゃんと別れてから居酒屋のアルバイトを辞めて会社員となりました。

しばらくは、恋人ができても付き合っては別れての繰り返しの生活を送っていた私。

そんな中、久しぶりに「あっ好きかも」と心躍る相手が見つかりました。


それが、仕事先で出会ったRさんです。

長い髪に綺麗な顔立ちをしたRさん。

頭が切れて、才色兼備な印象を持ちました。

仕事でお会いする頻度が多くなるにつれ、何とかＲさんに近づけないかと考えていたときに、親睦をかねてみんなで飲み会を開くことになりました。

何とも願ってもないチャンス！もう当日が待ち遠しくてたまりませんでした。


当日、Ｒさんの隣に座れた私は、Ｒさんがお酒好きなこと、元既婚者であったこと、仕事が大好きなこと、沢山の話を聞くことができました。


私とＲさんの共通点は、仕事であるため、仕事の話中心に盛り上がりました。

Ｒさんの仕事への姿勢を褒めながら、自分の仕事に対する姿勢を話して、共通点を沢山出していきます。

そして、この人と話していると楽しいな、心地よいなと思ってもらえるように意識して会話を進めていきました。

お酒が進むにつれ、上機嫌になるＲさん。

Ｒさんの様子をみながら、さりげないボディタッチを繰り返していきます。

例えば、Ｒさんが飲んでいるお酒。『それ美味しいですか？』と聞き、「すっごく美味しい！」と返事があった際に、グラスを持っているＲさんの手に自分の手を添えて、はにかんだ笑顔で一口ちょうだい！と言ってみたり。

座敷だったので、床についていたＲさんの手の上にこっそりと自分の手を重ねてみたり。

こうやって文字にするとまるでセクハラですね・・・。

ちょっと気持ち悪いかもしれませんが、参考になればと思って書いてます。

ポイントは、どれもこれも自然に行うことです。

たまたま当たった、たまたま触れた、という前提にしないと、高確率で相手から警戒心を持たれますし、気味悪がられます。

いきなり真面目な顔で同性からボディタッチされたらビックリしちゃいますよね。。

自然に行うことで、相手も警戒心なくボディタッチを受け入れてくれる確率が高まります。

事実、Ｒさんは笑いながら「やだ～！手を握られちゃった///」と言っていたくらいです。

そうすると周りも「ちょっとちょっと～！そういう関係なの～！！」などと言って盛り上げてくれます。

お酒の力もあって、Ｒさんとの距離が近くなったことを実感して少し大胆にお誘いしてみました。

『Ｒさん！今度美味しいお酒飲みながらデートしましょうよ』

「いいよ～！！」

やった！焦らず言葉を選んで伝えます。

『土日より仕事終わりの方が良いですかね？金曜日とかどうでしょう？花金★』

「いいね！じゃぁ今度の金曜日にしよう！」

『はい！店は私が決めて大丈夫です？Ｒさんが感動するような美味しい店、探しておきます！』

「楽しみ！」

そんな会話をしながら、連絡先を交換してその日の飲み会はお開きしました。
Ｒさんとデートの日程が決まって有頂天の私。すぐさまお店をリサーチして当日を待ちました。

初デート

Ｒさんと初めて２人きりの食事！待ち合わせ１０分前に着いた私は、お店の場所の確認や周辺情報を再度ネットで確認してＲさんを待ちます。

昔は、自分の恰好ばかり気にしていたなぁ…と思いながら待っていると、間もなくＲさんの姿が見えました！

『今日は一段とオシャレですね！素敵です』と褒めてから、そっとＲさんの腰に手をやり、目的地へ誘導します。

１回目のデートは、恋愛として意識してもらえるかどうかが決まる大切な日です。


友達ではない相手とデートするときに、１回目のデートでうまく相手の心を掴めなければ、次の機会がありません。

お互い仕事中心の生活を送っているので、「また会いたい」と思ってもらえなければ、会うことができないからです。

そうなると、おのずとアピールのチャンスが損失されてしますので、何としてもこの１回目のデートで意識してもらわないと！と全力で臨みました。

勿論、相手には気づかれないように。です。

事前にリサーチしていたかいもあって、スムーズにお店にたどり着きました。店員さんの目を気にしなくても良いように、掘りごたつの個室居酒屋です。

Rさんの好きなお酒で乾杯して、色々な話をしました。このときに、カミングアウトもしました。

少し驚いていましたが、すんなりと受け入れてくれました。

お酒も進んで、お互い気が緩んでいるタイミングで、Rさんが必要としている仕事関係の書類を渡しました。


『Rさんこれ、必要でしょ？事前に印刷しておきましたよ』

「わぁぁぁぁぁ！！！嬉しい！すごく気が利くね！こういうのってなかなか気づかない人が多いから、感動しちゃった！」

『いえいえ、Rさんが喜んでくれる顔が見たかったから！・・・隣行っていい？』
にっこり笑ってから、Rさんの真正面にいた席を立ち隣の席に移動します。

『何か追加で注文しますか？』
Rさんのパーソナルスペースに入り込んで、距離をつめます。

特に嫌がるそぶりがなかったので、そのまま近い距離で、時折スキンシップをしながら楽しい時間を過ごしました。

そんな楽しい時間はあっという間で、そろそろ帰らなければならない時間帯になりました。

帰り道、人気の少ない帰り道でそっと手を握ってみました。


驚いた顔をするRさんに『今日、楽しかったです！また美味しいお酒とご飯を一緒したいです』と笑いかけると「そうだね」と笑顔で返してくれました。

そのまま手を握った状態で改札まで送っていきバイバイしました。

Rさんを見送った後は、Rさんからのメールをすこし待ちました。

あまりガッツくのは良くないと思ったからです。

３０分経ってメールがこなかったら、こちらからお礼のメールを送ろうと思っていたところ、Rさんからメールがもらえました。


「今日はとっても楽しい時間をありがとう！次回のデートも楽しみにしてるね！」
という連絡でした。

Rさんに最高の時間を過ごして欲しい！という目的をもって、考えて事前にリサーチして、勇気を出して行動して良かったな！と思う瞬間です。

Rさんの心を掴むことができたとっても良い１日になったと思います！

２回目のデート

１回目のデートが終わってからは、ちょくちょくRさんとメールのやりとりをするようになりました。

そして１回目のデートから１０日後に再びRさんとデートしました。


今回もRさんが楽しめるよう、事前リサーチを忘れずに行いました。

そして、プレゼントにミニブーケを買っていきました（そんな高価なものじゃありません。ワンコインで買えるものです）。

Rさんと集合してからは、軽いスキンシップをしながら店までエスコートして、少し高価な個室居酒屋に入りました。

ここでも色々な話をして、盛り上がったところで、Rさんの隣に行きミニブーケを渡しました。


「ええええ！！いいの？凄い嬉しい！！可愛い」
と大喜びのRさん。

『うん、前のデートでお花が好きだって言ってたから、プレゼントしたくって。色々迷ったんだけど、あんまり大きな花束だと持って帰るのも大変だし、ミニブーケにしてみた！可愛いよね』
と伝えると、

「色々と考えてくれて嬉しい！さすが女性の気持ちを掴むのが上手だね」
とはにかんだ笑顔で言ってくれました。

『Rさんだからだよ』
と距離をつめて頬に手をやると一瞬で固まるRさん。

２人の間に沈黙が流れます。

『いい？』
そう聞いて見つめると、こくりと頷いてくれたので、そのまま唇を重ねました。

さらりと言っていますけど、実は心臓が破裂しそうなくらい緊張しています。

もともとチキンなので。。Rさんにお近づけになれてもう有頂天！踊り出したい一心です。
そんなことはしませんが、、、

幸せを噛みしめて唇を離しました。

そして、告白しました。

「いいよ」という返事をもらって、ガッツポーズ！

ここからＲさんとの交際がスタートしました。



続く

次回の記事内容（少しフライング）

Rさんとの恋は苦いものでした。
次回の記事内容は下記のタイトルに従って書いていきます。

★水族館デート
★引き裂かれた恋
★別れ


是非、お楽しみに！


本日も最後まで読んで頂きありがとうございました！